認知症の人は、一般の人に比べて転倒のリスクが高いとされていますが、それは一体なぜなのでしょうか。
転倒しやすい理由を知ることで、転倒を予防することができます。
そこで今回は、認知症の人が転倒しやすい理由と、転倒の予防方法について解説していきます。
▼認知症の人が転倒しやすい理由
認知症は高齢者がなることが多いので、単に筋肉が衰えて転倒しやすくなりますが、認知症の症状である認知機能の低下が転倒の大きな原因となっています。
認知機能が低下することで周りに注意が行き届かず、危険を察知することができないのです。
さらに高齢者は転倒による骨折が多く、ちょっとつまずいただけでも大きなケガに繋がるので注意が必要です。
▼転倒を予防する方法
認知症の人に注意喚起をしても効果は薄いので、転倒を予防するには転倒しにくい環境を作ることが大切です。
たとえば、段差をなくしたりよく行き来する場所に手すりを設置したり、床になるべく物を置かないようにしましょう。
また、万が一転倒したときにケガをしにくい環境を作るのもポイントです。
床材は柔らかいものを使用したり、ヒッププロテクターを使うのがおすすめです。
▼まとめ
認知症の人は一般の人よりも転倒するリスクが高くなるので、転倒しにくい環境づくりを心がけましょう。
また、転倒して大けがをすると寝たきりの原因になり、認知症の進行が早まってしまうので、認知症の進行を早めないためにも転倒には注意しましょう。
介護に関して困ったことがあれば、ぜひご相談ください。