認知症の症状の1つに帰宅願望というものがあり、病院や施設にいるときに家に帰りたいと訴えたり、実際に家に帰ろうとします。
また、家にいるにもかかわらず帰宅願望を示すこともあります。
そこで今回は、認知症の人に帰宅願望が現れる理由と対処法について解説していきます。
▼認知症の人に帰宅願望が現れる理由
認知症の人に帰宅願望が現れる理由はいくつかありますが、認知症は記憶障害や見当識障害を伴い、自分が今どこにいるのかわからない、家族を認識できないといった症状が現れます。
それによりストレスや不安を感じて、家に帰りたくなるのです。
また、病院や施設など慣れない場所にいると、環境の変化によって落ち着かず家に帰りたくなることがあります。
▼帰宅願望が現れたときの対処法
認知症の人が帰宅願望を示したときは、まずなぜ帰りたいのか聞いてあげましょう。
最も良くないのは帰りたい気持ちを否定することで、余計不安感が増してしまいます。
そのため、理由を聞いて不安に感じていることを取り除いてあげましょう。
また、本人が安心して過ごせる環境づくりも大切です。
家にいても帰宅願望を示す際は、きちんと居場所を作ってあげて居心地のよさを感じられるようにするのがポイントです。
▼まとめ
帰宅願望は、強い不安や居心地の悪さを感じたときに現れることが多いので、まずは安心させることが大切です。
当施設は自宅で過ごしているかのような家庭的で温かみのある環境なので、施設の入居をお考えの方は気軽にご相談ください。