80歳以上になると5人に1人は認知症になると言われており、誰がいつ認知症になってもおかしくない時代となりました。
そこで今回は、認知症について見ていきましょう。
▼認知症の症状の特徴とは
認知症になると、いくつか特徴的な症状が現れます。
■そもそも認知症とは何?
認知症とは、脳の働きが悪くなったり、細胞が死んでしまうことによって起こる病気です。
発症のメカニズムはまだはっきりと解明されていないため、さまざまな研究が行われています。
人は年を取ると記憶力が衰えてきて、人の名前が思い出せなくなったり、話し言葉の中に「あれ」「それ」といった単語が増えてくるのが特徴です。
ただし、これは物忘れと呼ばれる老化現象で、脳を鍛えることで働きを維持することができます。
一方の認知症は進行していく病ですので、一度発症してしまったら、あとはいかに進行を緩やかにするかがカギです。
■認知症の症状
認知症は実は1つだけでなく、いくつかの種類に分かれます。
その中でも特に多いのが、アルツハイマー型と呼ばれる認知症です。
認知症の6割がアルツハイマー型と言われ、高齢になるほど割合は高くなります。
そんなアルツハイマー型認知症の症状は、段階的に変化していくのが特徴です。
初期は物の名前が出てこない、昨日の食事が思い出せないといった物忘れに近い症状ですが、進行するにつれてできないことが多くなっていきます。
■認知症の人と接する際の注意点とは
認知症を考えるにあたって、どのような症状なのかに意識が向きがちですが、接し方にも注意が必要です。
重度の認知症になっても、配偶者や常に世話をしてくれる人の事は認識できます。
できないことや思い出せないことが増えたことに対し、つらいと感じる感情はあるとされますので、明るく優しく接し、「この人は知っている」と思ってもらうことが大事ですね。
▼まとめ
認知症とは、脳の細胞が死んでしまったり、うまく働かなくなることによって起こる病気です。
脳は体の司令塔ですので、出来ないことが増えていくのも無理はありません。
当グループホームは認知症の方が穏やかに暮らせるよう、スタッフがお世話をしています。
温もり溢れる当ホームで、ご一緒に働いてみませんか。